Analog Devices が無料で提供する電子回路シミュレーションソフト LTspice の Windows 版です。
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LTspice について
LTspice は、電子回路の動きをパソコン上で確かめるための回路シミュレーションソフトで、Windows 版の最新バージョンは 24.1.10 です。Analog Devices が無料で提供しており、公式サイトからダウンロードできます。もとはリニアテクノロジーが開発したソフトで、同社が Analog Devices の一部になったあとも開発が続いています。
こんな人に向いています
- 電子回路を学んでいる学生や、授業で SPICE を使う人。
- 電源回路やアンプを試作の前に検証したい技術者。
- 部品を買う前に、回路の動きを画面で確かめたい電子工作の愛好家。
何ができるのか
回路図エディターで抵抗やコンデンサー、トランジスター、IC を配置して配線し、電源を入れたときの電圧や電流の変化を波形で表示できます。時間とともに変わる動きを見る過渡解析、周波数ごとの特性を見る AC 解析、直流の動作点を求める解析など、SPICE の基本的な解析に対応しています。Analog Devices の部品のモデルが多く収録されているので、同社の電源 IC を使った回路はすぐに試せます。
使い始めの手順
- 公式の LTspice のページからインストーラーをダウンロードします。
- インストール後に起動し、「New Schematic」で新しい回路図を作ります。
- 部品を置いて配線し、解析の種類を設定して「Run」を押すと、波形の画面が開きます。
インストーラーは約 56.73 MB(カタログのデータによる)です。
動作環境
Windows と macOS に対応しています。細かい要件は公式の 設計ツールのページで案内されています。大きな回路や長い時間のシミュレーションでは計算に時間がかかるため、メモリに余裕のあるパソコンの方が快適です。
学ぶときのコツ
最初は付属のサンプル回路を開いて、部品の値を変えたときに波形がどう変わるかを見てみるのが近道です。自分で回路を組むときは、グラウンドの記号を置き忘れるとシミュレーションが動かないので注意しましょう。
向いていない人
画面は英語で、回路図の記号や SPICE の書き方にある程度なじんでいることが前提です。基板のパターン設計まで一つのソフトで済ませたい人には、別の CAD が必要になります。
安全面と料金
LTspice は無料のソフトで、ライセンスの購入は不要です。入手は公式サイトからにし、ほかのサイトで配られている古いバージョンや改変されたファイルは避けてください。部品のモデルを外部から追加するときも、配布元が信頼できるかを確かめましょう。
メリットとデメリット
- メリット:無料で、回路の動きを波形で確かめられる。
- メリット:Analog Devices の部品モデルが豊富。
- デメリット:画面が英語で、初心者には敷居が高い。
- デメリット:基板設計の機能はない。
代わりになるソフト
回路シミュレーションに限った同種のソフトは、この一覧には多くありません。計算結果を表にまとめて検討するなら Microsoft Excel や LibreOffice、回路図やブロック図を資料用に描くなら Microsoft Visio が役立ちます。
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